Get SRX or SDR | |
今となっては中古車しか入手できないSRX&SDR。 先ずは入手から、ということで、参考になれば幸いです。テキストが長いので飽きると思いますが、斜めにでも読んで下さい。 ちなみに参考にして起きたいかなる損害に対しても責任は一切負いませんので悪しからず...(^ ^;)。 |
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Channel 入手経路。 |
Choice 車輌の選択。 |
Procedures 譲渡手続き。 |
Free Park BBS 質問などは...。掲示板。 |
SRX & SDR Index インデックス。 |
Channel | |
業者出品のネットオークション |
ネットオークションを含む個人売買 |
ショップ、店舗販売車輌の購入 |
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−業者出品オークションの場合− ハイリスク...ミドルリターン? このページを見ている以上ネットに繋いでいる人でしょう。ネットに繋いでいるのであれば、中古車輌を安価に購入する手段としてネットオークション(ヤフオ)を選択する人は多いと思う。 さて、このオークション、当然ながら当たりもあればハズレもあり、しかもかなりの確率で貧乏(ハズレ)くじを引く可能性が高い。 特に車輌を多数出品する業者には注意した方がいい。そもそも何で業者がネットオークションで安価に販売するのか考えてみれば答は簡単、どんな状態の車輌でも手間が掛からず、まるで横流しでも現状販売という名目で売ることが出来るためである。 業者というのは多かれ少なかれ利益を求めて車輌の売買を行うのである。と、すれば安価に売り出されている車輌は、安価に入手して手をかけずに出品した車輌ということだ。 良心的な業者はおおよそ、店舗を構え、整備の出来る整備士がいて、何か不都合があったときには対処できる能力を持った店の品物にはきちっとした状態の説明や保証についての記載がある。 曖昧な保証や状態の説明には裏があると考えよう。 良心的な業者もあるし、どんなに業者でも当たりが全く無いとは言わないが、特に雨ざらしで大量の車輌を並べて現状販売しているような業者では先ず当たりは無いと思った方がいい。 それでも手を出すというのであれば、直接見に行ってしっかりチェックした上で購入を検討することだ。それさえも出来ない(させて貰えない)ような業者や状況であれば絶対に避けるべきだ。仮に「質問」でいい返答が帰ってきたとしても、それについての保証は必ず確認しておく事。
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−個人売買・個人出品オークションの場合− ミドルリスク、ミドルリターン?。 個人でも良し悪しは当然別れるが、元のオーナーから状態について直接情報が得られるのは大きな利点だと思う。例えば燃費などショップや業者の車輌では全く確認できないが、調子を計る大きな目安になる。 オーナーが大切に乗ってきた状態の良い車輌を非常に安価に入手できることもあるが、そういう場合はオーナーと自分の幸運に感謝する事(笑。 大事に乗ってきた車両を安価でもいいので好きな人に惜譲しようという場合もあれば、業者での安価な買い取り価格に納得がいかなくてなるべく高価に売りたいが為にオークションに出品された車輌、カスタムし過ぎてバイク屋では引き取って貰えなかった車輌、調子を崩したりブローしたりでオーナーに見捨てられてしまった車輌など様々。 一番分かり易いのは友人知人から、又は友人知人を通して素性のわかる車輌を状態なりの値段で購入する方法だが、そうそうそんな話が転がっているわけではないだろうし、それでも完全に問題ないとは言えないが、それで掴まされたら人間関係を改めて考えるべきだ(^ ^;)。 面識のない人からの購入でも大事に乗られてきた車両を惜譲される場合は全く問題ないが、そもそもそれほど大事にしているのであれば何かしらの事情がなければ売ることは先ずないわけで、そんな車輌は決して多くはない。 そんなときは先ず理由を確認。乗り換え、整理、怪我、転倒、家族の反対など納得のいく理由のある車輌に悪いものは少ない。その場合トラブルが起きてないかは勿論、整備頻度や乗り方や燃費なども聞いておくと良い。 長期保管車輌は何らかのトラブルで乗らなくなって直さずにそのまま置きっぱなしになってしまった車輌もあり、トラブルを抱えた不動車や内外問わず錆が酷く直すのに大金が掛かる車輌があるので、実車の確認を怠らないこと。タンクの中とフレームの各溶接部分を見ればだいたいの状況がつかめる。エンジンが始動させられない場合はギャンブル。 事故車、不動車はどんなに安くても部品取りのつもり意外で購入するのは無謀。整備状況の悪い走行に支障があるだろう不動車も同じ。 事故でフレームに問題があれば直すのに10万から掛かるし、フロントフォークが曲がっていれば工賃入れて5万円のコース。不動車であればエンジンが終わっている可能性もあり、その場合新たに中古車を購入できるほどの修理費が掛かる可能性も高い。 キャブ清掃程度で掛かるはず、という車輌も少なくないが、それならばなぜキャブ清掃して掛かるようにしてから出品していないのか問い合わせてみよう。ある程度整備をしている人であれば、その程度の整備をしてから出品することは不思議ではない。 カスタム車輌の購入は今まで同じ車輌に乗ってきた、乗ったことのある人、カスタムの知識がある人以外は避けた方が無難。免許取ったばかりでカスタム車を先ず購入などというのは無謀。 何もパワーが問題なわけではなく、カスタム車輌ということはそれなりに乗り込んでる人がオーナーだった可能性が高く、状態が悪くなってきているところを売りに出す場合もあれば、その車輌特有の注意点をきっちりと整備して押さえておかないとまともに動かなかったり動かなくなる場合もある。 何よりかえって乗りにくくなっている場合も多いので、先ずはストック状態の車輌を乗ってみてから自分に合う合わないを考え、良し悪しを見分けてカスタムをした方が長く付き合うことが出来るだろう。 そのカスタムされた車両に乗りたいのであればなにも言うまいが...。
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−店舗・ショップの場合− 意外と自分にあった良心的な業者に当たることは少ないと思う。だから何店舗か回って車輌は勿論、店舗の雰囲気も見ておくことをお勧め。 実際に車輌があればエンジンをかけてもらい、可能であれば試乗させてもらう。交換を希望するパーツや保証、車輌代金以外にも乗り出しまでに掛かる手数料などをしっかりチェックして試算してもらう。それを面倒がってしないような店舗はお勧めしない。 YSP系であれば当然ヤマハ車輌についての知識は高い場合が多く、サービスマニュアルやパーツリスト、オンラインでパーツ確認と注文が出来るなどの利点があるが、残念ながら評判のよくない店舗もあるのは事実。 豊富さが売りの大手中古販売店系列、よく叩かれている赤男爵ことレッドバロンが有名どころ。これまた店舗によるものの、大手の中古販売系列では結構まともな方ではないかと自分は思うが...。 オンラインで繋がる保有車両数の多さから選択出来ることは結構な利点、価格はそれなりでもいい車輌が見付かる可能性は高く、補償制度も一定の決まりがある。しかし、店舗によって保証の扱いがいい加減でなんだかんだと対応しない場合もあると聞く。購入時点で多少高くても状態のいい車輌を選ぶのが無難、傷付いたパーツや問題のあるパーツは車両価格内で対応してもらっておくこと。 カスタムショップ系列、特にSRXをカスタムしているような店舗での車輌購入は、カスタム車輌を最初から購入しようとする場合は良。 但し、この手の店に多い委託品は極力避けること、何らかの問題を抱えているため店が買い取らなかった車輌や、中途半端に純正orカスタムパーツが混在している車輌などもある。保証は効かないので故障したり、していたりの場合は実費、パーツ抜き取りでセッティング合わせが新たに必要な可能性も高い。当然乗っていた頃の車輌状況や状態はオーナーと委託店を交えて確認しておくべき。 カスタム車輌や大型への乗り換えで程度の良いノーマル(準ノーマル)車輌が売りに出されている場合もある。
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Choice | |
基本的な車体のチェック |
外装と外装で見る車輌の状態 |
その他消耗品などについて |
エンジン、機関の状態確認 |
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−基本的な車体のチェック− メーターの走行距離はあてにならない。また、走行距離が少ないからといって必ずしもいい車輌かと言えばそうではないので参考程度にとどめておく。 走行距離をチェックする場合一番簡単なのがブレーキディスクの減り具合。交換してある場合もボルトをチェックしてみればだいたいわかる。フロントフォークインナーチューブの具合などでもわかるが後述。 可能であればレーシングスタンドで立てて前後から確認。ハンドルを真っ直ぐにしてフロントフォークと車体が捻れていないか良く確認する。捻れているようであればアウト。 フロントフォークに錆のある車輌は極力避ける、交換すれば約5万円コース。アンダーブラケットから下の摺動部分に錆があるような場合はシールも終わっている。2,3の点錆であれば細かい紙ヤスリで処理して軽く防錆剤などを塗っておけばしばらくは持つが、手入れを怠れば悪化する。 また、錆はなくとも細かい円周上の傷が全くなくなって光ってしまっている場合、メッキ層が減ってしまって潤滑性能が落ち、痩せているためにオイル漏れが起きやすくなり、当然距離もそこそこいっていると言うことになる。 リアから見た場合、シートカウルやフェンダー(ナンバー)が車体の垂直軸にたいして捻れている場合がある。純正のフェンダーの場合捻れることは先ずないので要注意。シートカウルはシート下のシートカウル取り付け用ステーが曲がっているだけの場合があるので注意。 横に曲がっている場合は転倒車であることはほぼ間違いないだろう。度合いにもよるが避けた方が無難。 ホイールが車体の垂直軸にたいして曲がっている場合はスイングアームに何らかの問題がある可能性がある。打痕や傷がないかチェックする。 やはりハンドルを真っ直ぐにした状態で、スイングアームの取付ピボット部センターからフロントホイールアクスルシャフト部までの距離を測る。(左右で計れば真っ直ぐになっているかがわかる。) 自車両の参考値だが、SRXのI〜III型は938mm。IV型は913mm。SDRは825mm。この数値から大きく(小さい方に)外れているようだと、前から事故ったことのある車輌の可能性が高い。但し、フロントフォークの突き出しが変わっている車輌だとあてにならないので注意、左右とも計ることも忘れずに。 アンダーブラケットのハンドルストッパーに大きなダメージがないかチェック。大きな打痕が有ったりもげていたり、溶接痕等があるようだと転倒又は事故車の可能性がある。 フレームのステム周りに塗装の捲れたような剥げがないか確認。前から大きな衝撃を受けているとこの周辺の塗装が剥げてしまうことがあるため。 フレーム各所、傷や打痕がないかチェック。平面の部分にピンポイントである場合はさほど問題のないこともあるが、角パイプの角位置などに打痕が有る場合はフレームが全体的に歪んでいる可能性がある。 全体的な状態と明らかに違う状態のパーツがついている場合は注意。例えばアウターチューブの色が左右で違う場合、アンダーブラケットだけが妙に綺麗な場合、フォークの錆具合が左右で違う場合など、転倒や事故でパーツ交換した可能性が高い。 細かいことをいえば、ハンドルやステップ周りの曲がりにも注意。転倒すればまず最初に当たるところで、社外ステップを入れている場合などは、ステッププレートを止める車体のベース部分が曲がっていることもある。
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−外装と外装で見える車輌状態− 左右で色の褪せ方が違う、片側に錆が多い等は屋外長期放置車輌。逆に全体的にまんべんなく色焼けがある場合は多少なりとも移動させられていた車両。 タイヤの一部にひび割れが多かったり全体的に錆が多い場合は、天日に晒されてはいなくとも放置されていた車両の可能性が高い。 タンクの凹みなど気にならないようであればさして重要ではないが、当然転倒した記録なので周囲のチェックは忘れないように。仮に凹みがなくとも塗り直してある場合は転倒したことがある可能性が高い、特に純正色に近い塗装や、他のパーツと色合いが違う場合などは凹みの修正をしてあると考えた方がいい。 タンク内部のチェックで、赤錆が出ている場合は処理が必要、黒錆が出ている場合は錆びたタンクを一度処理したことがある可能性が高い。樹脂コーティングされている場合は言わずもがな、なるべく避けよう。 処理済未処理に関わらず、タンク後方下えらの部分に水が溜まりやすく、錆びて穴が開いてくる可能性が高い、ここの部分に塗装の浮きが見られれば穴が開いている可能性が高く、触ってみてタンクの他の部分より柔らかく感じるようだとタンクの崩壊の時は近い、表だけではなく裏もチェックしてみることをお勧めする。 思いのほか新品購入が高いのが外装パーツ。ある程度の割れや傷は兎も角、酷い場合や綺麗に乗りたい場合はちゃんとチェックして綺麗なものを選択した方が結果安上がりになる。 シートがあまりにもふかふかな場合かなり乗り込んだ車両である可能性が高い。まぁ、単純にちょっと重い人がオーナーだった可能性もあるので、一概にそうとも言えないので参考程度に。 シートの切れはある程度仕方がないので、表皮だけ張り替えることを前提にするのであれば、なるべくスポンジが柔らかくなく固さが残っているものが好ましい。
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−その他車体パーツ、消耗品− ベアリング類は余程手入れを行っている車体以外は先ず間違いなく交換が必要になる。そもそも消耗品なので購入後に一度は交換した方がいい。場合によっては車体の他の部分の不都合が発見できる。 エンジンオイルやブレーキフルード等の油脂類もショップ購入以外は要交換だと思った方がいい、フロントフォークオイルなどはショップで購入しても交換されていない場合があるので、購入時に無料で交換する旨含めておくといい。 ショップでの購入以外ではタイヤ他ゴムパーツ類も基本的に要交換。ホイールハブダンパーやフロントフォークのシール類など生きていればむしろラッキーぐらいに考えた方がいい。ショップ購入の場合は悪いところは全て直してもらって引き渡してもらうことが基本。 ノーマルパーツが全て揃っている純正無改造車輌を強く勧めるが、なくても大目に見られるパーツとなければ購入を控えた方がいいパーツまで色々とある。 大目に見てもいいパーツは、ウィンカー、ハンドル、ステップ、等交換が簡単で比較的入手も簡単なパーツ。ブレーキ類なども状態が良ければ特に問題はないだろう。 反対に交換、取り外しされていると難儀なパーツは、エアクリーナーボックスなど、入手も困難で取付に難儀なパーツ類。ライトステーなども出来れば純正品の方がいいだろう。
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−エンジン・機関− 口頭で確認できる範囲では、エンジン内部にまで手が入っているものは避ける。データは経験則だがボアアップされているものは9割方調子がおかしい。 そこまでやった車輌をなぜ手放すのかを考えれば、いい状態で手放されることになった車輌は殆どないというのは容易に想像できるだろう。 圧縮が高すぎたり精度を出さないまま組み込んだり、過剰にエンジンを回しすぎたりしたせいで、ピストンの首を振ってコンロッド小端部や場合によっては大端部、クランクシャフトのベアリングにまでダメージがいっているものがある。 エンジンのかかりが悪い、暖まると回転数が変わる等の場合はキャブ又はキャブ周りのトラブルの可能性が高く深刻な問題ではない可能性が高い。 高回転が回らない、パワーがない、低回転でストールするなどの場合キャブセッティングやキャブ内部や周囲の状態に問題のある可能性が高いが、エンジン内部にまで問題がある可能性も否定できない。 マフラーから白煙や黒煙が出る場合はまずピストンやヘッド周りに問題を抱えているが、異音がなければ比較的深刻な状況ではない場合が多い。 一番問題なのは、がらがらとした異音がある場合で、さらに回転を上げると極端に振動が増えるようなエンジンはすでに鉄屑。至る所に問題が波及している可能性大。 クランクシャフトの芯が大幅にずれていたり、クランク軸を支えるベアリングが摩耗限度を超えていたり、コンロッドの大小端部が摩耗限度を超えていたり、ピストンが首を振ってシリンダーに傷を付けまくっていたり、そしてそれらが複合して起こっている場合が殆ど。 だから異音があるものは避ける。と言っても何が異音で何が異音じゃないか、同車種にでも乗っていなければわからないことも多く、比較対象になる同車種があったとしてもどちらの方が大きい音がするか程度で、何があっても良い音で、何があるとまずい音なのか普通は判断しかねると思う。 マフラーが変わっていたり、純正じゃないエアフィルターやファンネルだったり、キャブが換わっていたりすれば尚更わからない。 ではどうすればいいのか?個人売買や現状渡し業者相手ならば、その車輌に詳しい人や、その道のプロやエキスパートに同行して貰う他はない。それでも自分でチェックしたいというのであれば、多々色々な車輌の音を兎に角聴いてみるしかない。10台も聴けばある程度わかるだろうし、その中で静かな音のものを選べば先ず間違いはない。 ショップを回って聴くのが困難だったり気がひけるのであれば、オーナーズクラブなどのイベントで聴いて回るのもいいだろう。 マフラーやキャブレターは後々それに付け替えたいと思うのであればついている車輌を選ぶのも良いと思うが、その場合でも純正品が有るか無いかはチェックしておいた方がいい。社外マフラーは純正に比べて決して性能が勝るわけではなくかなり音が大きい。社外キャブレターもCRやTMは非常に扱いにくいし、FCRやTMRにしてもセッティングは必ず必要になってくる。
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