Restore SRX or SDR | |
中古入手した車輌、放置期間の長い不動車などの車両を整備する。 新車の購入できない今となっては、中古で入手した車輌を快適に乗るためには大なり小なり整備や修理が必要になります。その一つの指針として記載していきます。 |
|||
Body Check 車体のチェック。 |
Engine Check エンジンのチェック。 |
Free Park BBS 質問などは...。掲示板。 |
SRX & SDR Index インデックス。 |
Check | |
まず始めに | |||||||
車体全般 |
ブレーキ周り |
サスペンション |
|
−車体のチェック− ・真っ直ぐ走らない/左右で曲がり方が違う・ 真っ直ぐ走らない、左右で曲がり方が違うなどの症状について。 簡単なところではハンドル・フォークのねじれやリアホイールのセンターが出ていないなどの場合。症状も分かり易く、直すのも比較的簡単。 比較的簡単に直せるものの、わかりにくいのがフロント・リアサスペンションの左右アンバランスなど。 フレームのねじれや歪みは状態によって非常にわかりにくい上、修正は高価、必ず直るとも限らないので交換の覚悟も必要。
・走行中振動がする/ハンドルが震える/ヨーイングが起きる・ 中古入手で症状が起こっている場合はまずタイヤから疑うといい、かなりの確率でタイヤの痛みにより起きている。特に置きっぱなしになっていた車輌などはタイヤの部分部分により硬化の度合いなどが変わるため、タイヤの回転に伴い振動や振れが起きる。 徐々に症状が出てきた場合は、タイヤのエア抜けや各ベアリングの摩耗など、通常こまめに整備・調整していない車両は疑ってみる。まめにエアのチェックなど行っていてもバルブの不良などで抜けてしまうことがあるので注意。 急に起こり始めた場合、ベアリングの破損など修理に急を要する場合が多い。但し単純にボルトの弛みなどの場合もあるのでその辺りのチェックも忘れずに行う。
・その他動作の不良・ 中古車量など入手直後から感じる場合は、各可動部の潤滑不足や錆による作動不良である場合が多いので点検と整備は一通り行う。 車体全体に共通するが、急に起き始めた場合はベアリングなどの消耗部品の破損や不適切な整備によるものなどの可能性が高く。徐々に起き始めた場合はパーツ単位の摩耗などが可能性としては高い。 事故、転倒などの場合は車体各部の捻れ、破損等が複合して起こる。
|
−ブレーキ周りのチェック− ・ブレーキ・ 出来ない作業は行わない。不適切な整備は命に関わるのでそれなりの知識と技術を持った人に見てもらいながら行うか、それが出来ないようであれば素直にしかるべき店に出すなど見切りは必要。 中古車入手時に限らず、先ずはレバー位置と角度の調整を行い、自分にとってのベスト位置を設定してから他の部分に手を入れる。 見落としがちなのは、レバーピボットの潤滑状態や、ピストンとレバー接点の潤滑状態。パーツ交換や大きな修理を行う前に以下のフルードと合わせて先ずはチェックしてみる。 フルードは定期交換が必要。交換であればエア抜き自体の作業も比較的簡単なので、中古入手時や、長期交換した記憶がないようであれば交換してから作業を行った方がトラブル時の原因究明は早く行える。 ディスクブレーキの場合、パッドとディスクは常時多少触れているため軽い音がするだけで抵抗無くホイールが回転する場合等は心配する必要はない。ブレーキをかけずに押したときにフォークが沈む等の場合はピストンが戻らず引きずりを起こしている状態。
|
−サスペンション関連のチェック− ・フロントフォーク・ エアサスを使用しているの場合抜けがないかこまめなチェックが必要。フォークオイルは要定期交換で最低でも年1の交換、長期交換しない場合はフォークの作動に問題が出るばかりではなく、水分の混入や劣化したオイルとアウターの金属粉などでさらにアウターの消耗を激しくしたり、シールやインナーなどにもダメージを与える。 中古車量入手後、長期不動車はオイルを要交換。シールも劣化している場合があるのでまず交換した方が無難、オイル交換後にシールを交換するのはオイルの無駄になる。 錆びたり傷の入ったインナーチューブを再使用する場合、砥石や紙ヤスリなどで凸を平らにする。シールを入れるときはインナーチューブにビニールをかぶせ潤滑剤を使用するなどの工夫を行ってから作業すると損傷は少ない。
・リアサスペンション/スイングアーム・ リアサスペンションも定期交換又は定期的な整備が必要。どんなにセッティングを弄っても、ガス抜けオイル抜けのサスではただのスプリングと大差はない。 中古品は程度が良くても機能を保っているものは少ない、長期継続して乗るのであれば早めに一定の性能を保て、オーバーホール可能な社外のサスペンションに交換することを勧める。不都合が出た純正サスペンションは修理はほとんど効かない、効果がないと思った方がいい。 中古の長期不動車輌などではスイングアームピボット部のベアリングとカラーがが固着していたり、錆でガタが出ていたりする場合があるので注意。使用している車輌でも摩耗が進んでいる場合があるので機会があればチェック。 スチールで細いスイングアームはサスペンションの性能が落ちていると挙動に顕著に現れる。また、錆や経年劣化による剛性の低下もあるので、あまりにも程度が悪い場合は交換で改善される可能性がある。 フレーム強化用の発泡ウレタン使用も効果があるらしい。
|